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WEB RESERVATION
(Coming soon)

鈍考 | donkou

2023 Spring Open

BACH 京都分室
「鈍考 donkou」について

これからも本に携わって生きていこうと思ったら、どうしても時間の流れの遅い場所が必要だと思いました。また、テクノロジーやシステムが求める即時性や日々の高速回転とは距離を置いた「鈍さ」が大切だと思ったのです。

この度、BACHは渋谷区富ヶ谷にある本社とは別に、京都市左京区の山あいに京都分室をつくり、2拠点で仕事を進めていくことになりました。

京都分室「鈍考 donkou」は檜林の借景が美しい、傍に小川が流れる場所となります。前述の「時間の流れが遅い場所」を意図したこの建物1階の一部では、弊社が18年前の創業からアーカイヴしてきた約3000冊の蔵書を手に取り読んでもらえる小さな私設図書室となり、また手廻し焙煎でローストした珈琲をネルドリップで淹れる「喫茶 芳」も併設。少人数で愉しむWEB予約制の静かな「私設図書室 & 喫茶」として、今春を目処に準備していきたいと考えています。

時間の奪いあいが激しく、人と本の距離が少しずつ離れてしまっている昨今ですが、私たちは書物だからこそ伝えられる何かが、まだまだあると信じています。これからも丁寧な本の差し出し方を考え、1冊1冊の書き手、読み手と真摯に対峙した仕事を続けていきたいと考えております。

BACH代表/ブックディレクター 
幅允孝

  • 鈍考」に興味を持っていただける方は、Instagram「鈍考/喫茶 芳」喫茶 芳」のアカウントを引き継いだものです)にて、時折更新される情報をお待ちください。@kissa_fang
  • 鈍考」は、京都の町中から車で移動すればそんなに遠い場所ではありませんが、ぜひ叡山電鉄の鈍行列車に乗ってゆっくりお越しください。三宅八幡駅から徒歩12分程)
BACH 京都分室 鈍考 donkou/喫茶 芳
京都府京都市左京区上高野掃部林町4-9
  • 建築:堀部安嗣建築設計事務所
  • 施工:羽根建築工房
  • ロゴデザイン:尾原史和bootleg)
  • 家具計画/制作:松澤剛E&Y)
  • 家具制作:吉川和人
  • 造園:伊庭知仁庭知)
  • WEB:谷戸正樹MYDO LLC/地脇創